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欧米で開発・発売された新薬が日本で使用が認められるまでには、国内での治験実施と審査などのため、非常に長い時間がかかっています。海外では新薬が治療上使用されているにもかかわらず、国内では未使用となっている状態はドラッグ・ラグ(drug lag)と呼ばれており、日本の患者さんは多くの不利益を受けています。 特に精神科領域では治験が進まないことが多く、ドラッグ・ラグはより長くなる傾向があります。また、精神科領域では治験が失敗しプラセボと差がつかないことも少なくなく、このようなリスクを減らすためには良質の治験施設が必要とされています。治験に関心をもつ精神科医を増やすと同時に、治験を行うにあたっての様々な障害(治験業務に関わる様々な業務が煩雑で時間がかかるなど)を取り除く必要があります。 このような現状から、2011年1月「神戸臨床薬理研究会(PIK)」を設立致しました。本会は、診療所に所属する医師を対象に、新規治療薬の臨床開発及びそれに係わる知識の修得,勉強会、情報交換、研究成果の発表などを行い、精神科領域における臨床薬物治療の進歩発展に寄与することを目的としています。本研究会の活動により、治験などの成果を活用し、精神医療の向上を目指して行きたいと思います。
神戸臨床薬理研究会 代表
寺内・高橋心療クリニック
高橋 道宏